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今何をするべきでしょうか?

 震災から一か月が経過しましたが、未だに多数の行方不明者が存在し、余震も続いています。一瞬にして何もかもを失い、途方に暮れている方々のことを思うと心が痛みます。一人ひとりが今自分に何ができるかを考え、少しずつ実行に移していくことが大切だと思います。
 先日某有名人がテレビで「美しい福島を汚したのは一体誰だ?福島を返せ!」と声を荒げている姿を見ました。原発の問題は深刻で、確かに不十分な情報公開に対するいら立ちは理解できます。しかし今私たちがするべきことは、この有名人のごとく東京電力や政府を糾弾することでしょうか?どこかに悪者を見つけてそれを罰するという、あくまでも他罰的な態度に終始していて良いのでしょうか。資源が少ない日本であるにも拘らず24時間眠らない街を実現できたのは原発による電力供給に負うところも大きいはずです。自らは冷暖房完備の居心地良いマンションに住み、終夜営業のコンビニで食べ物を買い、ずっとつけっぱなしのテレビで水道水が危ないと見れば車で近所のスーパーに駆けつけてミネラルウォーターを買い占める。そんな生活を当たり前に継続しながら、遠く離れた原発事故の責任者探し、糾弾を続ける。なにかおかしいと思いませんか?もし本当に原発を無くしたいと考えるのであれば、代替エネルギーのこと、少なくともいかにして節電生活を送るかをまず第一に考えるべきだと私は思います。「美しい福島を返せ!」と叫ぶその人が、電気をたくさん使用してコンサートを開いたり、豪邸に住んで不夜城のような生活を送っているとしたらどうでしょうか?原発を頭から否定するのであれば、原始生活とまでは言わぬまでも、少なくても計画停電程度は喜んで受け入れる態度を示さなければ平仄が合わないように思うのです。
 今私たちにできること、それは原発問題に苦しむ福島の人たちのことを常に思いやること。避難してくる人々を気持ちよく受け入れること、そして決して風評に惑わされないこと。ホウレンソウ、かき菜、牛乳など、福島産をボイコットしないことなどではないでしょうか。そして私たちの快適な生活のために犠牲になっている人がいるということを素直に認め、その責任を他者に求めて罰しようとするのではなく、あくまでも私たち一人ひとりが責任者なのだと自覚することが大切なように思います。