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白い粉は怖い

 冬の祭典平昌オリンピック、盛り上がっています。羽生結弦選手の快挙には心が震えました。すごい精神力と集中力。まだ20代前半なのに、プレッシャーをものともしない強靭な肉体と精神に脱帽ですね。

 ついこの間新年を迎えたとおもったら、もう2月も後半です。まだまだ寒いですが、夜明けは着実に早くなってきて、朝の散歩中に綺麗な日の出と朝焼けを拝むことが出来るので、好きな時期のひとつです。

 先日福島県いわき市で開催された「第9回いわきサンシャインマラソン」に参加してきました。天気予報がうまく外れてくれて、当日は概ね晴れ。いわき市は「東北の湘南」と呼ばれるだけあって、温暖なのですね。沿道の途切れることの無い熱い応援に背中を押され、最初から最後までキロ6分半~7分のイーブンペースで完走(ネットタイム:4時間54分20秒)しました。ぼくにとって8度目となるフルマラソン、漸く少しコツを掴んだ気がします。先日行われた「別府大分毎日マラソン」でノーベル賞受賞者の山中教授が3時間半未満で完走されたニュースには驚愕しました。ぼくもいつかは4時間を切ることを目指して羽生結弦選手を見習って、日々練習に励むつもりです。

 最近読了した本に梅田貞夫著、「文章表現 四〇〇字からのレッスン」があって、たいへん勉強になりました。自分にしか書けないことを自分の言葉で書く訓練が大切で、そのためには基本となる原稿用紙一枚、つまり四〇〇字にまとめる練習が有用のようです。これがなかなか難しい。今回試みに「白い粉は怖い」という表題で書き出してみましたが、原稿用紙二枚弱になってしまいました。これから暫く短いエッセイを書くよう訓練してみようかなとおもっています。

 文章は一たび自分の手元を離れて、何らかの形で公開されれば、読み手によって如何なるようにも解釈される可能性がある。その解釈は必ずしも著者の意図したものだけとは限らず、全く予想外の批判に晒される可能性も秘めている。そのことを常に著者は引き受けなければならない。著者は誰も擁護してくれない、孤独な存在なのだということを肝に銘じました。自分しか読まない日記なら良いのですが、ブログのようにインターネット上に公開する文章には、やはりある種の覚悟が求められるのですね。



 雪の朝、散歩中に異変が起こった。二頭の犬たちがほぼ同時に前肢を痛がり始め、あたかも熱く焼けた鉄板の上でも歩くが如くの様相を呈した。しまった!ちょっと考え事をしながらだったので、つい歩きやすい除雪の行き届いた歩道を選んでしまった。急いで犬たちを歩道脇の雪溜りに退避させ、新鮮な雪で肉球を拭く。改めて歩道を観察すると、やはりあった!雪の粒とは明らかに異なる米粒大の白いものがそこら一面に認められる。融雪剤、その成分は塩化カルシウム。この物質は溶解熱が高く、水に溶ける際に発熱する。この熱を利用して融雪に与る一方、その水溶液はなかなか凍結しない(凝固点降下)ので、道路の凍結予防として散布される。冬の東北には不可欠なこの白い粒が、犬たちには脅威となる。彼らの肉球の間に塩化カルシウムの粒が挟まると、微量の水分と反応して発熱、下手をするとひどい火傷を起こすのだ。高濃度の水溶液も危ない。付着したまま放置すると皮膚が荒れてしまう。いやはや、犬を飼うのもなかなか大変なのだ。
 先日のニュースで米国トランプ大統領の息子宅に封筒で「白い粉」が送りつけられ、生物化学兵器の危惧が持たれて妻が検査を受けたという報道があった。ヘロイン、コカイン、覚せい剤、各種駆除剤には「白い粉」が多い。どうも「白い粉」の印象はあまり良くないなあ。そうそう、砂糖も塩も摂り過ぎると糖尿病や高血圧の悪化原因となるし、白い粉で念入りにカモフラージュされた顔にも簡単に騙されるしね。「白い粉」は怖い。