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台風の名前

 強い台風18号は今夜にかけて先島諸島に接近して猛烈な風と時化が予想されています。今年は台風も多く、8月の異常気象を考えると、何となくこれから秋の台風シーズンが気がかりです。

 先日米国では「イルマ」と命名されたハリケーンがフロリダに上陸して猛威を振るいました。米国も日本同様にハリケーン被害が多く、記憶に新しい所では2005年の「カトリーナ」でしょうか。

 以前、日本と違って米国ではハリケーンにかわいい女性名を付けるのは何故なのか疑問に思ったことがあります。気性の荒い、おてんば娘をイメージしてのことかしらなどと、今ではセクハラと言われかねない想像をしていましたが、どうやら最近は男女同権の観点から、米国では男性名と女性名、交互に命名しているようですね。

 日本に大きな被害を出した歴代の台風にもちゃんと米国が名付けた名前があって、古いところでは昭和22年のカスリーン台風、昭和34年のヴェラなどが有名です。後者は「伊勢湾台風」と呼ばれますね。個人的に印象深いのは平成3年の「りんご台風」、国際名はミレーレです。医師として働き始めた年の台風で、津軽のリンゴが大打撃を受けたのでしっかりと覚えています。

 まあ台風の名前を日本のようにその発生順にナンバリングしていくのは、その年の発生件数を把握するためには有効ですが、ちょっとつまらない印象もありますね。とおもっていたら、実は2000年からは北西太平洋あるいは南シナ海で発生する台風に関しては、日本を含む14か国が加盟する「台風委員会」が独自に命名していることを知りました。

 今回先島諸島に接近している台風18号はアジア名、「チャバ」。タイの言葉でハイビスカスだそうです。「台風委員会」が用意している名前は、14か国がそれぞれ命名して合計140個あるそうで、順番に使用されるとのことです。台風は年間25個ほどの発生数ですから、ほぼ5~6年で一巡する計算ですね。

 さて、それでは日本が提案した名前にはどのようなものがあるのか。まさか「太郎」、「花子」などではないよねとおもって調べたら、「てんびん」「ヤギ」「ウサギ」「カジキ」「カンムリ」「クジラ」「コグマ」「コンパス」「トカゲ」「ハト」でした。星座の名前が多いのですね。

 なんでも米国の真似をする日本のことですから、てっきり命名も女性名にするのかとおもっていたら、違いましたね。きっと固有名を使ったら、その名前の子が学校でイジメられるなどという忖度(ことしの流行語大賞に選ばれるのではとおもっているのですが、いかがでしょうか)してのことでしょうね。そこまで気を使わなくても良いとおもいますけどね。

 先日相棒と台風の命名について飲みながら話しました。ぼくとしては、日本人名の台風に大いに賛成であると提案しました。「忍なんてのは超大型台風にピッタリな名前だな。激しい風と雨を、心に刃を乗せる荒々しさが上手いこと言い当てている。」
 相棒は大笑いしていました。全国の忍さん、申し訳ございません。ぼくの相棒も「忍」というのです。

 冗談はさておき、これからの台風シーズン、被害が少ないことを祈りましょう。